とある室長のブログ
地域の進学事情にいちばん詳しいのは、誰だろう? 学校の先生? 教育委員会?
このページでは、とある学習塾の室長が、静岡県内の進学や受験について思うがままに綴ります。
通学への悩み・・・②
2025/9/10
前回、起立性調節障害について述べましたが、今回はそのような子どもたちへ接し方を学習塾教室長という立場から経験を踏まえ述べたいと思います。
まず、前提として自分がそういった症状、病気と100%理解、認知していない子どもたちが多いです。保護者や病院の先生方の様々な思いもあってのことだと思いますが、現状多く感じます。その上で私は、
①周りと変わりなくな対応する。
②子どもの学習への不安を解消できる場所、講師となる。
③生活(学習)の中にメリハリをつける
この3点を意識しています。
まず①については、本人が現状を理解している、いないに関係なく特別扱いはせず、みんなと同じ環境で自分のできること、できていないことを知っていってもらいます。幸い学習塾は夕方からの為、子どもとも調子の良い状態で会えるのでこのような対応をします。
次に②ですが、様々な病気にも言えることですが、焦りは禁物です。だからこそ学習塾やフリースクールの存在が、支えとなり希望となると考えます。家族以外に自分のことを話せる存在、場所があることが変化に繋がっていくのではないかと思います。
最後に③についてです。①②のような人や場所といった体制・環境を作った上でメリハリのある生活や学習の進め方をしていきます。どうしても悩みや不安があると受け身になりやすく、それを理由に事が進まない状況になります。そうならないためにも、適度に負荷をかけたり目標を決めて集中する時期を作っていきます。またその目標についても、しっかりとメリハリを持たせます。「いつまでにこうなる」といったざっくりとした目標は案外決めやすいです。そしてその目標にひたすら突き進むといった流れができやすくなります。ですが、大事なことはその最終目標までの間に、途中でのチェックポイント、ペースを落とすタイミング、逆にがんばる時期などメリハリをつけることです。目先を変えて気分転換といった目的もありますが、今やっていることにより集中しやすい環境・状況を作ることで生活のリズムを作りやすくしていきます。
これらのことを意識して時に悩みながらも子どもたちに接しております。あくまで、私の私見であり経験から得た考えとなります。ですが、誰かが何かを起こさないと変わっていかないこともあるという思いの上で日々精進しています。今回は、少し深い話となりましたが、1人でも多くの人に響くことを願っています。
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