とある室長のブログ

地域の進学事情にいちばん詳しいのは、誰だろう? 学校の先生? 教育委員会?
このページでは、とある学習塾の室長が、静岡県内の進学や受験について思うがままに綴ります。

通学への悩み・・・

2025/9/8

こんにちは!とある室長です。現在、通信教育・フリースクールなど学習できる環境は現在、学校以外にも多く存在してきています。大前提に学校で学ぶということがありますが、様々な事情で学校に行くことができな子どもたちにも学ぶチャンスは増えてきています。その中で最近特に耳にする言葉があります。それが、

起立性調節障害

起立性調節障害は、心血管系の調節機能が乱れ、姿勢を変えることで血圧や心拍数が急激に変化し、めまいや失神などの症状を引き起こす疾患です。特に朝起きるのが難しく、疲れやすいといった症状が見られるため、しばしば「怠け病」や「やる気がない」と誤解されることがあります。

私も静岡県の駿東郡にて学習塾の教室長業務しており、実際に通塾していただいている生徒、過去に通ってくれていた生徒でこのような症状の生徒を数名対応しています。

①近代的な生活スタイルにより、夜更かしや睡眠不足が増加しています。これにより、思春期の子ども たちが規則正しい生活を送ることが難しくなり、身体の自律神経系に負担がかかるようになったこと。

②テレビやコンピュータ、スマートフォンなどの電子機器の普及により、特に若年層のスクリーンタイムが増え、これが睡眠の質の低下や体内リズムの乱れを引き起こしやすくなった。

時代や文化の変化によって生まれた様々な理由が重なり、こういった子どもが増えてきていると思われます。

また、近年では子どもたちの身体活動量の低下も起立性調節障害の発症に関連しています。かつては屋外での遊びやスポーツが盛んでしたが、現代の子どもたちは屋内で過ごす時間が増え、運動不足が深刻化しています。運動不足は、血液循環や筋肉の働きに悪影響を与え、結果として心血管系の調節機能が低下することで、起立性調節障害の症状が現れやすくなるとも言われています。

ではこのような子どもたちに対してどのようなことができるのか?私は医者ではないため完全な私見とはなりますが、教室長という立場で次回に述べたいと思います。つづく。。。