とある室長のブログ
地域の進学事情にいちばん詳しいのは、誰だろう? 学校の先生? 教育委員会?
このページでは、とある学習塾の室長が、静岡県内の進学や受験について思うがままに綴ります。
情報Ⅰは必須科目
2025/9/26
こんにちは!とある室長です。
今回は情報Ⅰについてです。「情報」では、社会で必要とされている「データの扱い方」について学びます。これまでも「情報」の授業はあり、データ活用やウェブページ作成の工夫の仕方を学んでいました。そこにプログラミングとデータサイエンスが加わりました。さらに発展的で体系的な内容になり、情報デザインの重要性や問題の解決まであつかうようになりました。
さらに大きな変化として、情報Ⅰが必須化したことです。

必須科目なので、学校の成績・入試の両方に影響します。たとえば地歴公民よりも重要な科目になります。影響するのは大きく下記の3つです。
・評定 → 指定校推薦、専門学校入試、就職活動
・共通テストの得点
・(文系・理系問わず)国公立二次試験の合否
では、学校ではどのように単位を取るのでしょうか。実は、単位の取り方は地域や高校によって異なります。
下記の3パターンがあります。

気をつける必要があるのは、「①高1で2単位取るパターン」です。高1で情報Ⅰを習い終わるため、もし情報Ⅱを高2で選択しないと、受験生になったときに「情報」を丸1年間勉強していないことになります。
「高1のときに情報は得意だったから大丈夫!」と油断していると、高3になってから痛い目に遭うかもしれません。模試で久々に「情報」を解いてみて、思ったより忘れていたら本当に焦ります。英語や数学だけでも大変なのに「情報」もイチからしなきゃ…となるのは避けたいですね。
所属している高校ではどのパターンで「情報」を習うのか調べておき、春休みや夏休みなどに復習する予定を立てておきましょう。
学ぶ内容は4つ
そもそも、「情報」では何を学ぶのでしょうか。
学習内容は大きく4つにわけられます。
- 情報社会の問題解決
- 情報デザイン
- プログラミング
- データの活用
「情報」の必須化によりすべての高校生が影響を受けます。なかでも大きな影響があるのは、やはり大学入試です。具体的には、共通テストと各大学の個別試験に影響があります。
どの科目の勉強もコツコツがんばってほしいですが、「情報」は特に高1・2の間に受験を意識して力を注いでおくほうが賢明かもしれません。
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